世界本山建設〜バイブルの利用
なぜ天地創造の神が神殿をそうまで要求するのかの理由には触れず、光玉は、「神に命じられた」「神と契約した」と言い、旧約聖書における神殿建設の話を持ち出しています。次の引用は『大聖主』の中に見られる光玉の教えです。
「・・・私のご神業は、まず何が何でも、主座を造らねばならない、大きな使命があるのです。
「このことについては、バイブルに出ているモウシェと神殿建設問題、つまり神と神殿建設との契約関係と非常に似ているものを感じるのです。
「・・・ (省略)・・・ イスラエルの民族は、エジプト人に圧迫されて、非常に苦難の道を歩きます。
「・・・ (省略)・・・ イスラエルの民族は、エジプト人に圧迫されて、非常に苦難の道を歩きます。
「神がイスラエルの民をあわれみ給うて、モウシェを立たせるのですが、エジプトを脱出してホッとしたとき、エホバの神が、モウシェに『神殿を造れ』と命ぜられた。
「神から、神殿建設の期待をかけられたモウシェでしたが、イスラエルの民をエジプトから脱出させるのが、せいいっぱいで、神殿を建設するところまではいかなかった。
「そこで神は、ダビデに『早く建てよ』と命ぜられる。ダビデも、イスラエル統一の戦争に明け暮れて、戦費のほうに金がかかる。よしんば建てたとしても、戦火でいつこわされるかわからないので、神殿建立の手がまわらない。
「やっと、ダビデの子ソロモンの代になって、大きな富と権力を握る。ソロモンは大した知恵者だったので、神は彼を信頼され、ソロモンが、神のお倚(ょ)さしである神殿を建立した。
・・・・ (省略) ・・・
「ここで、皆さんにしっかり頼んでおきたいことは、私も、『主座造りなせ』というご命令を受けて、神とご契約申し上げた。ご契約申し上げた以上は、何を捨てても、完成させなければならないのです。ーー『大聖主』p235ー236 〔注1〕
また、「光玉曰く、『世界のメッカは伊勢』」(2011/01)の[注2]で簡単に触れましたが、今回は具体的に『真光』誌に見られる、光玉の教えを紹介しておきます。190号(p15)では「モウシェの時代の神殿建設と神との契約」、240号(p19)では「バイブルに見る神殿建設の歴史」とそれぞれ題されています。〔注2〕
190号p16−17:「イスラエルの民族がエジプトに圧迫されまして、非常な苦難の道を歩きます。そして、奴隷生活をさせられる。とうとうそれを神様があわれみられまして、モウシェを立たせて、そしてイスラエルの脱出を神が導かれます。
「モウシェがイスラエルへ脱出いたしまして、やっとやれやれとした時に、エホバの神がモウシェの前に現れて、そしていわゆる「神殿を建設せよ」ということを命ぜられるわけです。
「イスラエルの民、民族は神殿をつくるためにお前たちをエジプトから脱出をさせてそれを援護してきたんだ。だから脱出ができた以上はこのイスラエル民族というのは、未来にわたって、この神殿を建設せよ。わしの神殿を造らんといかんゾ」ということを言われる。こまかいことはバイブルをお読み下さい。
「しかし、この神殿を建てる暇がない。モウシェはあのようにエジプトとローマとではさみうちで迫害を受けて、イスラエルの民をイスラエルへ脱出させなきゃならんということでいそがしい。その子のダビデも御承知のように、戦闘ばかりやっていますね。 ・・・(省略)・・・
「したがって、これも神様が、「今度はお前がやれ」と、またバイブルに出てきますけれども、戦費でとてもお建て申し上げる金はないし、戦乱ですぐ壊されちゃうからというので、お建て申し上げることが出来ないでいます。とうとう自分の存命中にはこの神殿が建てられない。
「ソロモンの代になりますと、モウシェはその事を申し送ります。それから神様もソロモンにまた催促に出てこられて、「神殿を造ってくれ」と言われます。それもバイブルには詳しく書いてあります。
「すなわち、「今までイスラエルの脱出をさせたことも、モウシェを隊長にして、お前達イスラエル民族を救い出したのも、目的は日の神の神殿を造らせるために救ったんだ、また、ダビデの戦闘中、幕舎で・・・砦の中の幕舎で俺はお前たちと我慢しながら守ってきたゆえんというのは、その目的は西の世界に日の神の神殿を造らせることにあるのだ」というはっきりしたその理由まで、原因まで神様から明かされるわけです。そういうような関係で、お建て申し上げなきゃならんというところへきたわけです。
240号p20:「モウシェが神の導きによってイスラエルへの脱出に成功して、ホッとした時に、エホバの神がモウシェのところへ来られて、「神殿を建設せよ」と命ぜられるわけです。細かい経緯は省きますが、要するに「エホバの神の神殿を造れ」と言われる。
「しかし、モウシェは神殿を建てる余裕がない。エジプトとローマにはさみうちで迫害を受けている上、イスラエルの民族を脱出させなければならないのですから忙しい。
「その後のダビデもイスラエル統一の戦争ばかりでとうとう存命中には神殿を建てられなかった。
「それで、ダビデは「神殿を造れ」とソロモンに申し送ります。それから神様もソロモンのところに催促に出てこられます。そして、モウシェを隊長にしてイスラエル民族を救い出したのも、目的は要するに日の神の神殿を造らせるためであると告げるわけです。
◆念のために断っておきますが、190号の「その子のダビデ」「ソロモンの代になりますと、モウシェはその事を申し送ります」、190号、240号の「エジプトとローマとではさみうちで迫害を受けて」というのも原文のままです。光玉の言うことのいい加減さが表れています。自称『神の地上代行者』の言うことがこんなにずさんでいいのでしょうか。自分の言葉は神の言葉である、と宣言し、一言一句そのまま伝えよといった光玉です。あきれたものです。〔注3〕
◆こまかいことはバイブルをお読み下さい、またバイブルに出てきます(けれども)、それもバイブルには詳しく書いてあります
これらの言い回しも光玉の話法の一つです。これを聞いて、実際にバイブル(旧約聖書)を読んでみた真光信者がどのくらいいたのでしょうか。『神の地上代行者』の言うことだから、『救い主サマ』の言うことだから、そうなのだろう、そういうことがバイブルに書いてあるのだろう、との前提で、光玉の言うことが正しいかどうか、適切であるかどうか、別の資料で調べてみようなどと、思いも付かなかったのではないでしょうか。自分の言葉を疑うなという光玉の警めはあるし、「そう言えば神殿建設の話が旧約聖書にあったっけ」程度のぼんやりとした聞きかじりだけでは、そうした曖昧さにつけ込まれ、「バイブルには詳しく書いてあります」等の光玉の話法に簡単に乗っかってしまうのでしょう。
光玉はバイブルでの話を借りて来て、「神に命じられた」ということを強調しています。つまり、光玉の『天地創造の神』は、神殿建設にそれほどまでに固執してきたことになります。バイブルの神は天地創造神である、自分の神も天地創造神である、同じ天地創造神だから、神殿建設の要求も続いているのである、というのが、光玉がここで示唆している筋書きです。光玉の話だけを聞いていると、光玉の神の神殿建設の要求がバイブルの話で裏付けられているかのようです。
しかしながら、バイブルの神がモウシェ(モーゼ、モーセ)、ダビデ、ソロモンに渡って、神殿建設にこれほどまでに固執した要求をし続けて来た、という話は実はバイブルにはないとしたら、どうなるでしょうか。「バイブルにおける神の神殿建設の要求」の光玉の話は嘘、「バイブルには詳しく書いてあります」等というのも嘘、つまり、ここでも光玉は嘘を平気で言っていたことになります。更には、「神が神殿建設を自分に要求して来た」という話も、「私と神との契約」 「主座建設の大使命」「何を捨てても完成させなければならない」等というのも、一見格好よく聞こえるけれど、光玉が勝手に作り出した架空の話に過ぎないということになるでしょう。主座が完成されても、「神の側の約束」のほうは実現されないわけです。〔注4〕
『神殿建設禁止・・・』というサイトに、「神が人間に『神様の宮を建てろ』と言った箇所は聖書にはない」という記述があります。 〔注5〕 牧師の資格を持った人に尋ねたところ、やはり、そういう箇所はない、とのことでした。
旧約聖書でモーゼが神と交わした契約は、十戒を含めシナイ契約とも言われるようですが、「神殿を造れ」との要求は含まれていません。 [注6] また、神がモーゼに造るよう命じたものは幕屋ということです。これはもともと遊牧民族の移動式聖所で、牛や羊の犠牲を捧げる場所だったということです。荒野の放浪中の話の中で、幕屋は作られています。
◆神は、ダビデに『早く建てよ』と命ぜられる
バイブルの話では、ダビデは神殿を建てようとしたけれど、それは神に催促されたからではないようです。神殿を建てようとしたダビデに対し、「あなたは戦いで血を流したから神殿を建ててはならない」と神はダビデに言った(歴代誌、22−8)ともあります。また、「あなたはわたしのために、わたしの住む家を建てようとしているのか」(第二サムエル記、7–5)と神がダビデに言うのもおかしいことになります。つまり、神がダビデに『早く建てよ』と命じたという光玉の話はバイブルにはないということです。逆に「建ててはならない」と神が言ったという箇所はあるし、「戦費で神殿を建てる金がなかった」のではなく、「建築資財の調達をした」ことが記されています。(歴代誌、22−14)
「あなたの子が神殿を建てるであろう」「神殿を建てるのなら、こうしなさい」という予言や指示はあるようです。しかし、光玉の説くような「神の神殿を建てろ」 との一貫した要求ーしかもモーゼ、ダビデ、ソロモンに渡る、しつこいまでの再三の要求ーはバイブルの話の中にはありません。
「『神がダビデやソロモンに神殿を建てろ』と命じた箇所は聖書のどこにも記されていない」というのがキリスト教の一般的見解のようです。また、「神殿の崩壊と否定からキリスト教は生まれたと言える」ともあります。 〔注7〕 つまり、キリスト教では建物としての神殿に価値を置かないということでもあります。
◆神殿を建設せよ、わしの神殿を造らんといかんゾ、エホバの神の神殿を造れ
こうして見て来ると、バイブルの話にはこのような神の要求を記述している箇所はないということです。つまり光玉は嘘を教えていることになります。それともバイブルの著者、編集者たちはそのような大事な項目を(光玉は知っているけど)知らなかった、或いは書き忘れた、とでも言うのでしょうか。また光玉によると、バイブルの神は「わしの神殿を造れ」と要求、命令、催促したということですが、それは記されていないのに、神の言葉として、「・・・あなたはわたしのために、私の住む家を建てようとしているのか」(上記)とか、「わたしが、・・・イスラエルの部族の一つにでも、『なぜ、あなたがたは私のために杉材の家を建てなかったのか』と、いちどでも、言ったことがあろうか」(第二サムエル記、7–7)と記されているというのはどう説明できるのでしょうか。
◆ 「イスラエルの民を脱出させた目的(又は理由)は神殿を造らせるためだったと神はイスラエルの民に明かした」との光玉の話です。そして、『エホバの神の神殿』がいつの間にか『日の神の神殿』にすり替わっています。光玉によると、エホバの神=日の神ということになります。なお、『神向き讃詞解説』 (p453)には「 - - - - ヤハエの方、つまり日の神様の枝の方の神様」との表現が見られます。〔注8〕
バイブルの神は『神殿を建てろ』『早く建てろ』『わしの神殿を造らんといかんゾ』などと要求も催促もしていません。従って、イスラエル民族を救い出した目的はエホバ(ヤハエ)の神の神殿を造らせることである、と神がイスラエルの民に告げた、というのも光玉の妄言的な話でしょう。その上、イスラエルの民のエジプト脱出が『西の世界に日の神の神殿を建設させるため』というのは、トンデモ飛躍もいいところ、と言えそうです。
光玉は、バイブルの世界と自分の真光の世界を無理して繋げようとしたのでしょうか。「バイブルの世界はイスラエルが中心だ、これを西の世界にすれば、自分には東の世界がある、だが、世界を西と東とに分けて半々にしたのでは、自分の世界の威力も半減してしまう、自分の真光の世界の優越性を説く必要がある」と考えたかもしれません。真光の世界の優越性を説いた一つに、「日本が本家であり、ユダヤは分家、エホバは分家の神」という説明があります。 〔注8〕 これなら、あくまでも自分の真光の世界が中心(主)で、バイブルの西の世界が従ということになります。けれど、「日本が本家、ユダヤは分家」とこじつけて見ても、こじつけはこじつけでしかなく、一つの民族、一つの神、一つの神殿というユダヤ教の概念を打ち壊すほどの力はないでしょう。
◆このことについては、バイブルに出ているモウシェと神殿建設問題、つまり神と神殿建設との契約関係と非常に似ているものを感じるのです。(『大聖主』p235)
「非常に似ている」というよりも、「似ているように見せた」という方が真実でしょう。自分の世界本山建設の願望達成のためにバイブルの所々の話を断片的に借りて来て、しかも、自分の意図に合うように自分流に作り上げて、自分の話がバイブルで裏付けられているかのように見せているのです。これも光玉の話法の一つと言えるでしょう。『ムー大陸』に関する光玉の話も思い出して頂きたいところです。〔注9〕
最近、イスラエル人考古学者のフィンケルスタインとシルバーマンの著書『発掘された聖書(The Bible Unearthed)』という本が出ています。〔注10〕 最新の考古学の成果を基にバイブルの記述を検証していて、なかなか説得力があります。「イスラ エルの民のエジプト脱出」とそれに続く「荒野の放浪」は、実際の出来事だったという証拠はなく、むしろ実際に起こった出来事ではないという見方のほうに根拠があるようです。これらの話は政治的宗教的目的で書かれた創作の物語であると見ています。
「出エ ジプト」が実際の出来事ではなかったのならば、「イスラエルの民、民族は神殿をつくるためにお前たちをエジプトから脱出させて・・・エホバの神の神殿を造れ・・・モウシェを隊長にして、お前達イスラエル民族を救い出したのも、目的は日の神の神殿を造らせるために救ったんだ・・・」云々の光玉の教えは、どこの部分を取り上げても、何一つ真実味のない、光玉の独りよがりの妄想の産物であるということが完全に確定されます。もちろん、「モーゼは日本に来て日本で死んだ」という光玉の教えも、元々根拠のないものなのですが、完全に宙に浮いてしまいます。マンナの壷に関しても同様です。〔注11〕
「出エジプト」の話そのものはフィクションであったとしても、小規模な形でそれらしいことー 奴隷だった人々が小グループでエジプトを離れ、他の土地に移ったのではないかと信じたい人もいるでしょう。その場合にも、「モウシェを隊長にして、イスラエルの民をエジプトからわしが救い出したのである」とか「その目的はわしの神殿を造らせるためだったのだ」と神がイスラエルの民に明かしたという光玉の教えは大変ぎこちなく、やはり相容れません。
いずれにしても、光玉はバイブルの「出エジプト」の話を引き合いに出し、「神がイスラエルの民族をエジプトから救い出したのは神殿を造らせるためだった」とその目的を勝手に付け加えたということです。こうして主座建設が古代からの神の意志であったように見せかけて、「私も、『主座造りなせ』という命令を受けた」と言って、「神の命令である」ことにして、自分の願望であることを巧みにカモフラージュしたと見なすことも出来ます。また、「神とイスラエルの民との契約」というバイブルに見られる概念にあやかって、「私と神との契約」(〔注4〕)と表現し、前例があるのだから、今回神が自分のところに来て自分と契約してもおかしくないかのように見せました。
光玉の説くような『神の神殿建設の要求』はバイブルにはないし、「神がイスラエルの民をエジプトから脱出させた、はっきりした理由は神殿を建設させるため(西の世界に日の神の神殿を造らせるため)であると神が明かした」話もないし、「神とイスラエルの民との契約」に「神殿を造れ」という項目が含まれているわけでもありません。バイブルの話からずれたことをバイブルにある話として光玉は教え、「バイブルに書いてあります」等自信に満ちた口調で言っているのです。
こうしてス座建設が天地創造の神の要求であり、『組み手』はその要求に応えなければならない(=奉納するということ)と光玉は信者に思わせました。彼の死後、彼の元々の教団とそこから分かれて設立された崇教真光は、光玉の敷いたレールに乗っかって、信者を必死の奉納に駆り立てました。 〔注12〕 こうして出来上がったス座(世界本山) は、嘘や作り話や妄言を平気で言った光玉の教えが元になっていることを知るべきです。光玉及び彼に続く教団が世界(総)本山の『神的・霊的意義』を唱えても、所詮光玉が “真の如く説いた” 教えで作り上げた真光の虚構の世界ならではの意義であって、現実世界から見れば、砂上の楼閣といったところでしょうか。
〔注1〕『大聖主』昭和58年(1983)初版発行。発行所:(株)L・H陽光出版。
〔注2〕『真光』誌;190号ー昭和53年7月号、240号ー昭和57年9月号。
〔注3〕『最初の啓示ーその九』(2007/09)、特に〔注2〕参照。
〔注4〕前回のポスト、『世界本山建設〜光玉曰く、「神が神殿建設を請求」』(2011/04)参照。
〔注5〕『神殿建設禁止ー原典聖書研究』http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/25411364.html
〔注6〕シナイ契約の具体的な内容は下記のサイトでも見ることが出来る。
〔注7〕『列王記王名表/旧約聖書とは/・・・・』脚注の『3、神殿建設の意義と功罪』参照。
〔注8〕*『神向き讃詞解説』に見られる例:
日本の分家のユダヤ(p236)
ヤハエの方、つまり日の神様の枝の方の神様(p453)
分家ということでは、ユダヤというのは元エダであったのがユダとなったので、言霊の上からもちゃんと分家ということを表しています。(p450-451)
(国花のこと)ユダヤは日の本の分家だから、日周りになるのが当然です。(p435)
*『真光』誌、190号p20:
「今お話ししたことは枝の神様、すなわち分家の方のヨーロッパの主神神殿の建設という問題の歴史です。
「ところが今度はその本家はマヤ族、日本、太陽族である。その太陽族の直系の子孫が今日本の島に、レビ人として残っているわけです。
〔注9〕『真光の世界とはー5:ムー大陸』(2007/05)参照。
〔注10〕『発掘された聖書(The Bible Unearthed)』。『ベールを脱いだ聖書』との本題の訳もある。2009年、教文館より翻訳本が発売されている。
〔注11〕*『真光の世界とは』(2007/01)参照。モーゼもイエスも釈迦も日本に来て日本で死んだというのが光玉の教えである。
*『光玉とマンナの壷ー1、2』(2010/07、2010/10)参照。
〔注12〕『真光とお金』(2006/01)参照。
ーー火の鳥Phoenix3000
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